衣裳の仕事Works
- part1
- ワークフロー ＜スタイリスト＞
映画やテレビでは、作品世界をよく理解し、監督や演出家のイメージを的確に捉えることが大切です。クランクイン前に、主役からエキストラまで全衣裳を準備。自社倉庫、市販品などから探し、必要に応じて製作もします。
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- step1 台本・イメージづくり
- 台本をじっくり読み、すべての役柄のイメージを膨らませます。打ち合わせで監督や演出家の意図を伝えられることも多く、その意図を最大限に生かすプランを練っていきます。必要な衣裳を把握したら、香盤表（シーンごとの登場人物と衣裳を記入した一覧表）を作成。時代劇などは、シノプシス（あらすじ）がわかった時点で早めに準備に入ります。
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- step2 衣裳選び
- まずは、自社の倉庫に必要な衣裳がないかをチェック。倉庫には、創業以来の膨大な衣裳が種類別に保管されています。現代劇ではおしゃれな衣裳への注目度が高く、メーカーとのタイアップが多くなります。特殊な衣裳は製作することもあります。
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- step3 提案
- オリジナル衣裳を製作するときはプレゼンテーションを実施。デザイン画だけでなくマネキンに生地を重ねて見本を作り、監督や演出家にプランを伝えます。生地も、作品や役柄に合わせてオリジナルデザインで発注することがあります。
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- step4 衣裳合わせ
- 衣裳合わせは監督、演出家などが同席し、衣裳を着た役者を見て、イメージに合うかどうかが判断されます。役者のサイズ合わせを行い、動きに支障がないかチェック。もし衣裳にOKが出ない場合は、再度探して提案します。
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- step5 準備・直し
- 衣裳合わせが終わったら、サイズ直しやアイロンがけをして本番に向け準備します。役者ごとに衣裳を組んで風呂敷に包んだり、段ボールに梱包したりして搬入。多数の出演者が同じ衣裳の場合は、現場で混乱しないよう、ひとりずつ名札を付けます。
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- step6 本番付き
- 撮影日は、役者が入る30分前に現場入り。役者ごと、シーンごとに、衣裳を準備し着付けを行います。撮影途中に衣裳のトラブルがあれば即座に対応。長期ロケにも同行します。舞台演劇の地方公演も一緒に回り、毎日準備から片付けまで、衣裳に関わるすべての仕事をこなします。
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- step7 片付け
- 使用した衣裳は、洗濯、アイロンがけをし、きれいにたたんで倉庫に保管。和服は、糸をほどき洗い張りに出し、和裁部で再度縫い直します。メーカーから借りた衣裳は、もとのきれいな状態にもどし返却します。
